Windows10で「固まる」、「シャットダウンが遅い」とか「できない」場合の対応方法

Windows10で固まる、シャットダウンが遅いとかできない場合の対応方法

Windows10がいきなり固まったようになり、タスクバーのスタートをクリックして、「電源」をクリックしても「スリープ」、「シャットダウン」、「再起動」のメニューが表示されなくなってしまいました。

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と言うか、かなりの時間待っていると表示されますが、表示されてシャットダウンをクリックしてもシャットダウンされるまでに1時間とかかかってました。

そこで、復旧しようと色々試してみた結果を書いておきます。

まず疑ったのが、Windowsのアップデート

まず疑ったのが、Windowsのアップデートですが、前回のWindowsアップデートから10日以上立っていて「その他の回復オプション」に表示されていない状態でした。

表示されている人は、その他の回復オプションで回復してみるのも一つの方法ですので、困っている人は試してみてください。

回復可能な場合は、「その他の回復オプション」に表示されます。

次に試したのが、ドライブでエラーが発生しているかもということ

次に試したのが、ドライブでエラーが発生しているかもということで、Cドライブでチェックディスクを実行してみました。

エクスプローラーで、「Cドライブ」を選択してマウス右クリックで表示されるメニューから、「プロパティ」を選択。

表示されたプロパティウィンドウで、「ツール」タブを選択して、エラーチェックの「チェック」ボタンをクリック。

エラーチェックウィンドウで、「ドライブのスキャン」をクリック。

ディスクのエラーチェックが始まるので、完了するまで待ちますが、ディスクのサイズにより時間は変化します。

結果として、ドライブのエラーは検出されずに以下の画面が表示され問題はなさそうです。

DドライブとEドライブも、Cドライブと同じようにディスクのエラーチェックを行いましたが、問題は見つかりませんでした。

「詳細の表示」をクリックしてエラーチェックした内容を確認しても以下のように問題が発生していない状況で・・・


Chkdsk は、ボリューム スナップショットでスキャン モードで実行されました。

C: のファイル システムをチェックしています
ボリューム ラベルは Windows10 です。

ステージ 1: 基本のファイル システム構造を検査しています …
3085056 個のファイル レコードが処理されました。
ファイルの検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (ファイル レコードの検査): 45.10 秒。
17356 個の大きなファイル レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (孤立ファイル レコードの回復): 0.00 ミリ秒。
0 個の問題のあるファイル レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (不良ファイル レコードの検査): 3.16 ミリ秒。

ステージ 2: ファイル名リンケージを検査しています …
804 個の再解析レコードが処理されました。
3702212 個のインデックス エントリが処理されました。
インデックスの検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (インデックスの検査): 4.62 分。

フェーズの継続時間 (孤立した再接続): 57.67 秒。

フェーズの継続時間 (孤立を lost and found に回復): 15.84 ミリ秒。
804 個の再解析レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (再解析ポイントとオブジェクト ID の検査): 36.99 ミリ秒。

ステージ 3: セキュリティ記述子を検査しています …
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (セキュリティ記述子の検査): 58.50 ミリ秒。
308579 個のデータ ファイルが処理されました。
フェーズの継続時間 (データ属性の検査): 2.29 ミリ秒。
CHKDSK は Usn ジャーナルを確認しています…
34704240 バイトの USN が処理されました。
Usn ジャーナルの確認を完了しました。
フェーズの継続時間 (USN ジャーナルの検査): 452.96 ミリ秒。

Windows でファイル システムのスキャンが終了しました。
問題は見つかりませんでした。
これ以上の操作は必要ありません。

975163387 KB : 全ディスク領域
773985536 KB : 2499125 個のファイル
1070964 KB : 308580 個のインデックス
3219251 KB : システムで使用中
65536 KB : ログ ファイルが使用
196887636 KB : 使用可能領域

4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
243790846 個 : 全アロケーション ユニット
49221909 個 : 利用可能アロケーション ユニット
合計継続時間: 6.34 分 (380878 ミリ秒)。

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ステージ 1: 基本のファイル システム構造を検査しています …

ステージ 2: ファイル名リンケージを検査しています …

ステージ 3: セキュリティ記述子を検査しています …


 

チェックディスクで問題があれば、ステージ4を実行するために次回の動時にスケジュールされるはずですので、もし次回起動時にエラーチェックが実行されるなどのメッセージが表示された場合は、再起動してエラーチェックを行ってください。

こんな感じで、ここまで何も問題は見つからなかったので、イベントビューアを確認してみました。

イベントビューアの表示は、スタートメニューから「Windows管理ツール」の「コンピュータの管理」をクリックして、コンピュータの管理画面を表示します。

コンピュータの管理画面で、確認したところ、カスタムビューの管理イベントで以下のようなエラーが発生していました。


サーバー {94269C4E-071A-4116-90E6-52E557067E4E} は、必要なタイムアウト期間内に DCOM に登録しませんでした。

サーバー windows.immersivecontrolpanel_10.0.2.1000_neutral_neutral_cw5n1h2txyewy!microsoft.windows.immersivecontrolpanel は、必要なタイムアウト期間内に DCOM に登録しませんでした。

プログラム SystemSettings.exe バージョン 10.0.19041.789 は、Windows との対話を停止し、終了しました。問題に関する詳細な情報があるかどうかを確認するには、セキュリティとメンテナンス コントロール パネルで、問題の履歴を参照してください。
プロセス ID: 8500
開始時刻: 01d73f4a31994a2b
終了時刻: 4294967295
アプリケーション パス: C:\Windows\ImmersiveControlPanel\SystemSettings.exe
レポート ID: 9536e5d0-93fe-47b9-a070-f1fe58798643
障害が発生しているパッケージのフル ネーム: windows.immersivecontrolpanel_10.0.2.1000_neutral_neutral_cw5n1h2txyewy
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: microsoft.windows.immersivecontrolpanel
停止の種類: Activation

障害が発生しているアプリケーション名: SearchApp.exe、バージョン: 10.0.19041.844、タイム スタンプ: 0x69441820
障害が発生しているモジュール名: KERNELBASE.dll、バージョン: 10.0.19041.906、タイム スタンプ: 0x2f2f77bf
例外コード: 0xc0000409
障害オフセット: 0x000000000010b2dc
障害が発生しているプロセス ID: 0x3040
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d73f3431de5329
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.Search_cw5n1h2txyewy\SearchApp.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\WINDOWS\System32\KERNELBASE.dll
レポート ID: 7d6be004-4221-4e60-96e0-28f2df1ccebd
障害が発生しているパッケージの完全な名前: Microsoft.Windows.Search_1.14.0.19041_neutral_neutral_cw5n1h2txyewy
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: CortanaUI

プログラム explorer.exe バージョン 10.0.19041.928 は、Windows との対話を停止し、終了しました。問題に関する詳細な情報があるかどうかを確認するには、セキュリティとメンテナンス コントロール パネルで、問題の履歴を参照してください。
プロセス ID: 2448
開始時刻: 01d73f202faeb1d2
終了時刻: 37
アプリケーション パス: C:\Windows\explorer.exe
レポート ID: 06ce8f00-7809-4422-8731-05d2cb7f4b21
障害が発生しているパッケージのフル ネーム:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:
停止の種類: Unknown


 

エクスプローラーのエラーやWindows設定のSystemSettings.exeでのエラー、エクスプローラーの検索で使用されると思われるSearchApp.exeでエラーが発生しているようですが、エクスプローラーで検索とか使ってないので、ネットで調べればなにか解るかとも思って調べてみました。

しかし、これと言って的を得た答えにたどり着けなかったのと、設定やエクスプローラー関連でエラーが発生していれば、シャットダウンなどがおかしくなっても当然かとも思われたので、他の復旧方法を先に試してみることにしました。

Windowsのシステムファイル修復を試してみる。

コマンドプロンプトを管理者として実行します。

コマンドプロンプトが表示されたら、「sfc /scannow」を入力して実行します。

実行結果としては、以下のようになって、問題なさそうです・・・

アップデートも時間が立っているので、問題なさそうですし、ディスクのチェックも問題無し、さらにWindowsのシステムファイルも問題なさそうです。

で、後はインストールされているソフトがおかしくなっているのかと先ほどとは別にイベントビューアも確認したんですが、これと言ったエラーは出力されていないようです。

ここまで、2日ほど経過していてここに書いていないことも色々とやってみましたが、シャットダウンするのにCtrl+Alt+Deleteキーを押下するとかなりの時間が経過した後に「サインプロセスでCtrl+Alt+Delete・・・」のメッセージが表示されるようになってました。

このときのメッセージのキャプチャ画像をなくしたので、メッセージ詳細が不明ですが (汗;

セーフモードで起動して修復される場合もあるので、セーフモードで起動してから通常モードで起動し直して確認しましたが、症状は変わらずでした。

セーフモードで起動している間は、特に問題なく動作しているように見えたので、ここまでの経過から何かしらのソフトがおかしくなっているかもということで、どう調べようかと思案してましたが、まずは、常駐ソフトから調べることにして、全ての常駐ソフトをウィルスチェックソフトも含めて外してみました。

そうすると、なんと、なんと、固まることもなくシャットダウンも普通にできるようにw

という事は、常駐ソフトのどれかがおかしくなっていると当たりが付いたので、色々考えていると、ウィルスチェックソフトのアップデートが実行されて、Windowsの再起動要求で再起動してからおかしくなっている事に気がついて、以下のように試してみました。

あ、ちなみに私が使用しているウィルスチェックソフトは、トレンドマイクロの「ウィルスバスタークラウド」です。

Windowsの再起動を行って、ウィルスバスタークラウドを終了させて、しばらくWindowsを使用してみましたが、固まることもなく、Windowsのシャットダウンも普通に行え今までのWindowsがカンバッ~~~~ク。

インストールされている「ウィルスバスタークラウド」のバージョンがサイトに表示されていたバージョンより古いのでトレンドマイクロのサイトから最新版の「ウィルスバスタークラウド」をダウンロードして、更新インストールを実施することで、Windowsが固まったり、スタートメニューの表示に異常に時間がかかったり、シャットダウンされるのに異常に時間がかかったりの問題が解決しました。

結果として解決してよかったんですが、どうしても駄目なら、Windowsのクリーンインストールを行うか、PCを新調する事も考えていて、どこのPCにしようかと物色も行っていました。

カスタマイズ可能PCとして、現在使用しているEPSONダイレクトのマシンの後継機と、マウスコンピュータのDT9-Gあたりで比較していると同じ価格でCPUも一つ上のグレードになったり、M2 SSDが1TBから2TBになったりして、次に買うならマウスコンピューターにしようかなと考えています。

カスタマイズしてグレードを上げることもできますが、EPSONと同程度にすれば安くもなります。

ちなみにマウスコンピューターで230,000円程度にカスタマイズしたのが以下のスペックです。

  • CPU
    インテル(R) Core(TM) i9-10900K
  • CPUファン
    水冷CPUクーラー
  • メモリ
    16GB [8GB x 2 (PC4-25600 / DDR4-3200)]
  • SSD (M.2)
    2TB NVMe SSD (1TBx2 / SAMSUNG PM981a / M.2 PCle Gen3x4接続)

CPUは10コア/20スレッドのi9が欲しいのは、VMで他のOS(Linux)を同時に使用してプロセスが同時に5つ動作して、更にそこでスレッドを複数起動するソフトを開発したりするので、i7よりi9にしたかったのと、SSDも早ければ早いほどいいですし、現在もSATAの1TBのSSDを2基積んでるので、最低でも2Tは欲しいですし、できればSATAより早いM.2になればということで選定しました。

これだけのスペックなら、減価償却期間以上は使用可能と思ってますし、現に今のPCはもうすぐ6年目ということで、そろそろハードウェア的にも問題が発生しそうなのと、今回の事を教訓にPC1台をバックアップ的に保有しておき、何かあったら直ぐに使用できるようにしておいて、時間がある時に異常が起こったPCの対応ができるようにするために、今年中には今回見積もったあたりのスペックのPCに買い換える事を予定しています。

こういうPCの選定などを行っているときは、とっても楽しいですね。

ただ、トレンドマイクロさんには、ゴールデンウィークの2日間を返してほしいと思ってます・・・

今回は、PCが固まったり、シャットダウンが異常に遅いなどの現象について対応した内容を書いてみました。